集中度測定システム
WebカメラとKinect for Windowsを用いた集中度測定システム
失語症のリハビリでは、1人の言語聴覚士が複数の患者を担当することが多く、それぞれの患者のリハビリに使える時間が限られているため、効果的・効率的なリハビリが必要とされています。従来では、効果的・効率的なリハビリを行うためにそれぞれの患者に合った教材を用意していましたが、より効果的・効率的なリハビリを行うためには患者が日々のリハビリにどの程度集中しているのかを知ることができるシステムが必要だと考えました。
そこで患者の様子を的確に捉えることができる「Webカメラ」と「Kinect for Windows」に着目し、患者の動きや姿勢から集中度を測定するシステムを開発しています。
集中度の測定には、「Webカメラ(またはPC内蔵カメラ)」や「Kinect for Windows」を用いた方法を検討しています。
「Webカメラ(またはPC内蔵カメラ)」では、患者の上半身や顔を撮影し、集中していない時に見られる特徴的な動きや姿勢、瞬きの回数から集中度を測定します。「Kinect for Windows」では、患者の関節位置を取得し、集中していない時に見られる特徴的な動きや姿勢から集中度を測定します。また、集中度の基準の設定には機械学習を使用し、集中している時と集中していない時のそれぞれに見られる特徴的な動きや姿勢を抽出することを検討しています。